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現代語訳あります!『古今和歌集』 ニチガクで評判のテスト対策 定期テスト対策問題(解答)、品詞分解、作品解説もあります [テスト対策]

最近、古文の「古今和歌集」のテスト対策を求める生徒が増えています。

そこで、今回は申し込みをする際に参考になるよう、その内容をご紹介しておきましょう。


科目名:古文
出典:古今和歌集
タイトル:なし
書き出しの文章:下記から該当するものを記入してください



【序】
やまと歌は 人の心を種として よろづの言の葉とぞなれりける
かくてぞ 花をめで 鳥をうらやみ 霞をあはれび 露をかなしぶ心
いにしへより かく伝はるうちにも 奈良の御時よりぞ 広まりにける
近き世に その名きこえたる人は すなはち僧正遍照は 歌の様は
かかるに 今 天皇の天の下知ろしめすこと 四つの時 九の
かくこのたび集め選ばれて 山した水の絶えず 浜の真砂の数多く


【春歌上】
 年の内に 春はきにけり ひととせを 去年とや言はむ 今年とや言はむ
 袖ひちて むすびし水の こほれるを 春立つ今日の 風やとくらむ
 春霞 立てるやいづこ み吉野の 吉野の山に 雪は降りつつ
 雪の内に 春はきにけり うぐひすの こほれる涙 今やとくらむ
 春たてば 花とや見らむ 白雪の かかれる枝に うぐひすの鳴く
 春の日の 光に当たる 我なれど かしらの雪と なるぞわびしき
 霞立ち 木の芽もはるの 雪降れば 花なき里も 花ぞ散りける
 春日野は 今日はな焼きそ 若草の つまもこもれり 我もこもれり
 春日野の とぶひの野守 いでて見よ 今いくかありて 若菜つみてむ
 み山には 松の雪だに 消えなくに みやこは野辺の 若菜つみけり
 君がため 春の野にいでて 若菜つむ 我が衣手に 雪は降りつつ
 我が背子が 衣はるさめ ふるごとに 野辺の緑ぞ 色まさりける
 浅緑 糸よりかけて 白露を 珠にもぬける 春の柳か
 春霞 立つを見捨てて ゆく雁は 花なき里に 住みやならへる
 君ならで 誰にか見せむ 梅の花 色をも香かをも 知る人ぞ知る
 春の夜の 闇はあやなし 梅の花 色こそ見えね 香やは隠るる
 人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香に匂ひける
 今年より 春知りそむる 桜花 散ると言ふことは ならはざらなむ
 世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし
 見渡せば 柳桜を こきまぜて みやこぞ春の 錦なりける
 見る人も なき山里の 桜花 ほかの散りなむ のちぞ咲かまし


【春歌下】
 空蝉の 世にも似たるか 花桜 咲くと見しまに かつ散りにけり
 花散らす 風の宿りは 誰か知る 我に教へよ 行きてうらみむ
 たれこめて 春のゆくへも 知らぬ間に 待ちし桜も うつろひにけり
 久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ
 桜花 散りぬる風の なごりには 水なき空に 浪ぞたちける
 花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに
 宿りして 春の山辺に 寝たる夜は 夢の内にも 花ぞ散りける
 濡れつつぞ しひて折りつる 年の内に 春はいくかも あらじと思へば
 今日のみと 春を思はぬ 時だにも 立つことやすき 花のかげかは


【夏歌】
 我が宿の 池の藤波 咲きにけり 山郭公 いつか来鳴かむ
 五月待つ 花橘の 香をかげば 昔の人の 袖の香ぞする
 五月雨に 物思ひをれば 郭公 夜深く鳴きて いづち行くらむ
 くるるかと 見れば明けぬる 夏の夜を あかずとや鳴く 山郭公
 はちす葉の にごりにしまぬ 心もて 何かは露を 珠とあざむく
 夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ


【秋歌上】
 秋きぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる
 川風の 涼しくもあるか うちよする 浪とともにや 秋は立つらむ
 昨日こそ 早苗とりしか いつの間に 稲葉そよぎて 秋風の吹く
 木の間より もりくる月の 影見れば 心づくしの 秋はきにけり
 白雲に 羽うちかはし 飛ぶ雁の 数さへ見ゆる 秋の夜の月
 月見れば ちぢにものこそ かなしけれ 我が身ひとつの 秋にはあらねど
 久方の 月の桂も 秋はなほ もみぢすればや 照りまさるらむ
 ひぐらしの 鳴きつるなへに 日は暮れぬと 思ふは山の かげにぞありける
 秋風に 初雁がねぞ 聞こゆなる たがたまづさを かけてきつらむ
 春霞 かすみていにし 雁がねは 今ぞ鳴くなる 秋霧の上に
 山里は 秋こそことに わびしけれ 鹿の鳴く音に 目を覚ましつつ
 奥山に もみぢ踏みわけ 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋はかなしき
 名にめでて 折れるばかりぞ 女郎花 我おちにきと 人にかたるな
 人の見る ことやくるしき 女郎花 秋霧にのみ 立ち隠るらむ
 我のみや あはれと思はむ きりぎりす 鳴く夕影の 大和撫子


【秋歌下】
 吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐と言ふらむ
 草も木も 色かはれども わたつみの 浪の花にぞ 秋なかりける
 紅葉せぬ ときはの山は 吹く風の 音にや秋を 聞き渡るらむ
 心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置き惑はせる 白菊の花
 竜田川 もみぢ乱れて 流るめり 渡らば錦 中や絶えなむ
 秋風に あへず散りぬる もみぢ葉の ゆくへさだめぬ 我ぞかなしき
 ちはやぶる 神世もきかず 竜田川 唐紅に 水くくるとは
 風吹けば 落つるもみぢ葉 水清み 散らぬ影さへ 底に見えつつ
 立ち止まり 見てをわたらむ もみぢ葉は 雨と降るとも 水はまさらじ
 み山より 落ちくる水の 色見てぞ 秋はかぎりと 思ひ知りぬる
 年ごとに もみぢ葉流す 竜田川 みなとや秋の とまりなるらむ
 夕月夜 小倉の山に 鳴く鹿の 声の内にや 秋は暮るらむ


【冬歌】
 山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も 枯れぬと思へば
 大空の 月の光し 清ければ 影見し水ぞ まづこほりける
 夕されば 衣手寒し み吉野の 吉野の山に み雪降るらし
 雪降れば 冬ごもりせる 草も木も 春に知られぬ 花ぞ咲きける
 み吉野の 山の白雪 つもるらし ふるさと寒く なりまさるなり
 み吉野の 山の白雪 踏みわけて 入りにし人の おとづれもせぬ
 冬ながら 空より花の 散りくるは 雲のあなたは 春にやあるらむ
 朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪
 雪降れば 木ごとに花ぞ 咲きにける いづれを梅と わきて折らまし
 あらたまの 年の終りに なるごとに 雪も我が身も ふりまさりつつ
 昨日と言ひ 今日とくらして 明日香河 流れて早き 月日なりけり


【賀歌】
我が君は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで
桜花 散りかひくもれ 老いらくの 来むと言ふなる 道まがふがに


【離別歌】
立ち別れ いなばの山の 峰におふる 松とし聞かば 今かへりこむ
君がゆく 越の白山 知らねども 雪のまにまに あとはたづねむ
あかずして 別るる袖の 白玉を 君が形見と つつみてぞ行く
むすぶ手の しづくに濁る 山の井の あかでも人に 別れぬるかな


【羇旅歌】
 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも
 わたの原 八十島かけて こぎいでぬと 人には告げよ 海人の釣り舟
 みやこいでて けふみかの原 いづみ川 川風寒し 衣かせ山
 ほのぼのと 明石の浦の 朝霧に 島隠れ行く 舟をしぞ思ふ
 唐衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる 旅をしぞ思ふ
 名にしおはば いざ言問はむ みやこ鳥 我が思ふ人は ありやなしやと
 北へ行く 雁ぞ鳴くなる つれてこし 数はたらでぞ かへるべらなる
 かりくらし 七夕つめに 宿からむ 天の河原に 我はきにけり
 ひととせに ひとたびきます 君まてば 宿かす人も あらじとぞ思ふ


【物名】
 かくばかり あふ日のまれに なる人を いかがつらしと 思はざるべき
 秋ちかう 野はなりにけり 白露の おける草葉も 色かはりゆく
 流れいづる 方だに見えぬ 涙川 おきひむ時や 底は知られむ


【恋歌一】
 郭公 鳴くや五月の あやめ草 あやめも知らぬ 恋もするかな
 吉野川 岩波高く 行く水の 早くぞ人を 思ひそめてし
 春日野の 雪間をわけて おひいでくる 草のはつかに 見えし君はも
 初雁の はつかに声を 聞きしより 中空にのみ 物を思ふかな
 夕暮れは 雲のはたてに 物ぞ思ふ 天つ空なる 人を恋ふとて
 行く水に 数かくよりも はかなきは 思はぬ人を 思ふなりけり


【恋歌二】
思ひつつ 寝ればや人の 見えつらむ 夢と知りせば 覚めざらましを
うたたねに 恋しき人を 見てしより 夢てふものは たのみそめてき
住の江の 岸による浪 よるさへや 夢のかよひぢ 人目よぐらむ
わびぬれば しひて忘れむと 思へども 夢と言ふものぞ 人だのめなる
五月山 梢を高み 郭公 鳴く音空なる 恋もするかな
月影に 我が身をかふる ものならば つれなき人も あはれとや見む


【恋歌三】
起きもせず 寝もせで夜を 明かしては 春のものとて ながめくらしつ
有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし
人知れぬ 我がかよひぢの 関守は よひよひごとに うちも寝ななむ
むばたまの 闇のうつつは さだかなる 夢にいくらも まさらざりけり
かぎりなき 思ひのままに 夜も来む 夢ぢをさへに 人はとがめじ


【恋歌四】
夢にだに 見ゆとは見えじ 朝な朝な 我が面影に はづる身なれば
今こむと 言ひしばかりに 長月の 有明の月を 待ちいでつるかな
月夜よし 夜よしと人に つげやらば こてふににたり 待たずしもあらず
陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れむと思ふ 我ならなくに
思ひいでて 恋しき時は 初雁の なきて渡ると 人知るらめや


【恋歌五】
月やあらぬ 春や昔の 春ならぬ 我が身ひとつは もとの身にして
こめやとは 思ふものから ひぐらしの 鳴く夕暮れは 立ち待たれつつ
冬枯れの 野辺と我が身を 思ひせば もえても春を 待たましものを
色見えで うつろふものは 世の中の 人の心の 花にぞありける


【哀傷歌】
泣く涙 雨と降らなむ わたり川 水まさりなば かへりくるがに
深草の 野辺の桜し 心あらば 今年ばかりは 墨染めに咲け
寝るが内に 見るをのみやは 夢と言はむ はかなき世をも うつつとは見ず
みな人は 花の衣に なりぬなり 苔の袂よ 乾きだにせよ
なき人の 宿にかよはば 郭公 かけて音にのみ なくとつげなむ
つひにゆく 道とはかねて 聞きしかど 昨日今日とは 思はざりしを


【雑歌上】
 おもふどち まとゐせる夜は 唐錦 たたまく惜しき ものにぞありける
 紫の ひともとゆゑに 武蔵野の 草はみながら あはれとぞ見る
 天つ風 雲のかよひぢ 吹きとぢよ 乙女の姿 しばしとどめむ
 蝉の羽の 夜の衣は 薄けれど 移り香濃くも 匂ひぬるかな
 我が心 なぐさめかねつ 更級や をばすて山に 照る月を見て
 老いぬれば さらぬ別れも ありと言へば いよいよ見まく ほしき君かな
 世の中に さらぬ別れの なくもがな 千代もとなげく 人の子のため
 誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに


【雑歌下】
 世の中は 何か常なる 飛鳥川 昨日の淵ぞ 今日は瀬になる
 わびぬれば 身を浮草の 根を絶えて さそふ水あらば いなむとぞ思ふ
 わくらばに 問ふ人あらば 須磨の浦に 藻塩たれつつ わぶと答へよ
 光なき 谷には春も よそなれば 咲きてとく散る 物思ひもなし
 忘れては 夢かとぞ思ふ 思ひきや 雪踏みわけて 君を見むとは
 我が庵は みやこのたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人は言ふなり


【雑体】
うちわたす をち方人に もの申す我 そのそこに 白く咲けるは...
初瀬川 ふる川野辺に ふたもとある杉 年をへて またもあひ見む...
秋の野に なまめきたてる 女郎花 あなかしかまし 花もひと時
枕より あとより恋の せめくれば せむ方なみぞ 床なかにをる


【大歌所御歌】
新しき 年のはじめに かくしこそ 千歳をかねて 楽しきをつめ


【神遊びのうた】
み山には あられ降るらし と山なる まさきのかづら 色づきにけり
青柳を 片糸によりて うぐひすの ぬふてふ笠は 梅の花笠


【東歌】
みさぶらひ みかさと申せ 宮城野の この下露は 雨にまされり
君をおきて あだし心を 我がもたば 末の松山 浪も越えなむ
つくばねの このもかのもに かげはあれど 君が御影に ますかげはなし
甲斐がねを さやにも見しか けけれなく 横ほりふせる 小夜の中山




テスト対策は学校の授業前に出して、予習の補助教材として使用してください。
もちろん、テスト対策の問題を解いて復習するのも忘れずに。


担任:[サッカー]contribute to 松田(松田に貢献する)

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