競馬と競艇と中間テスト～高一最初のテストで、学校内の「身分」が決まってしまう

スクール・カーストという言葉があります。

これは、映画『桐島、部活やめるってよ』が公開される前後あたりから、
一般の大人たちにも知られるようになったようですが、
要するにカースト
⇒インドの身分制度

ということから、

スクール・カースト
⇒学校内での暗黙の力関係、ヒエラルキー

というものが、中学校であれ高校であれ、
暗黙に、あるいはおおっぴらに
学校内を覆う「空気」として存在しています。


この「暗黙の身分制度」の中、
下位に属している生徒は、
「いじめ」「しかと」に遭いやすいというレポートも発表されていますね。





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反対に、この「身分制度」の中で上位に位置する生徒は、
運動部の生徒の傾向が強く（逆に吹奏楽部以外の文化部の生徒は下位に属しやすい）、
ほか、性的体験が豊富な（そうな）生徒、
成績上位者などが、
いわゆる「上」の部類に所属する傾向た強いようです。


それは、これを読んでいる皆さんにも心当たりがあるか、
あるいは、当たらずとも遠からず、といったところでしょうか。


ところで、この学力の上での
今後の３年間の「上位・劣位」を決定する大事なイベントが
そろそろ近づいてきていますね。


そう、中間テストです。


特に、高校１年生の１学期の最初中間テストは
ものすごく重要です。


この時のテストの順位が、
今後３年間の自分の学校の中における順位だと思っていただいても
過言ではないでしょう。


後で覆そうと思っても、なかなか難しいです。

逆に、マグレでもいいから、
高校一年生の時の最初の中間テストで
上位をとってしまえば、
この嬉しさと、この順位をキープしようと
無意識に努力をします。


こういう自信をつけた生徒を
２学期、３学期になってから「抜いてやろう」と思っても、
それは、なかなか至難の業。


もちろん、努力をすれば覆すことはできますが、
であれば、学校生活がスタートした初期の段階で
良いポジションを獲得したほうが
ラクだと思いませんか？


だからこそ、高校１年生になったばかりの皆さんには
今回の中間テストを頑張って欲しいのです。


今後の学校生活を占う試金石といっても良いかもしれません。


ギャンブルだけで生活している
ギャンブルのプロから聞いたお話の受け売りなのですが、

競馬の場合は、ゴール寸前でのドラマティックな逆転劇があるようですが、
競艇（モーターボートレース）の場合は、
そういうことは、ほぼ無いのだそうです。


最初のコーナーを曲がった段階で、
ほぼ勝敗がついてしまう。


曲がった時点での順位が、
そのままゴールをするときの順位になることが多いのだとか。


高校１年生の皆さん、
今回の高校生活最初の中間試験は、
まさに今後の高校生活の「順位」を占う
競艇のレースに近いものなのかもしれません。


中間試験と競艇を並べるのもヘンな気がしないでもありませんが、
ものごとには、
最初に頑張ったほうが大きな利益が得られることと、
後の頑張りでも追い上げが効くものと、
大きく２種類に分かれていることが多いです。


そして、高校最初の中間テストは、
まさに、前者。


今回の中間テストの健闘をお祈りいたします。


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タグ：スクールカースト いじめ 競艇